顕微鏡で「困った!」そんなとき視野が暗い・色がおかしい、なんとなく見えが悪い

視野が暗くて見にくい、視野が黄色っぽく見える、なんとなく見えが悪いなどの問題が生じた際の確認・調整方法を、BX53を例にご案内します。

明るさ調整ダイヤルを確認

顕微鏡の鏡体正面に明るさ調整ダイヤルがあります。

こちらのダイヤルを時計方向に回すと、ランプ電圧が高くなり、照明が明るくなります。

ダイヤルを回しても明るさが変わらない場合は、ライトプリセットスイッチがONになっている可能性があります。(ON状態では、スイッチが点灯しています)
ライトプリセットスイッチをOFFにしてください。

各種フィルタの挿脱を確認

顕微鏡の鏡体下部に各内蔵フィルタの操作つまみがあります。
このつまみを操作することで、各内蔵フィルタのIN/OUTを切り換えることができます。

正面に向かって右側のつまみを押し込む、または左側のつまみを引き出すと、フィルタが光路に入ります。
逆の操作をしますと、フィルタが光路から外れます。

●ND6(光量調整用・透過率6%):照明光量全体の6%を通します。
●ND25(光量調整用・透過率25%):照明光量全体の25%を通します。
●LBD(色温度転換用/昼光色用):照明の色味を白くします。

  • 視野が黄色っぽく見える → LBDフィルタが光路に挿入されているか(右側つまみが押し込まれているか)確認します。
  • 視野が暗い → ND6フィルタとND25フィルタどちらかを光路から外し(右側つまみを引き出し)ます。
  • 視野が明るすぎる →NDフィルタとND25フィルタのどちらか、もしくは両方を光路に挿入(右側つまみを押し込み)します。

開口絞りを確認

コンデンサの中央部分に、目盛りのついたダイヤルがあります。こちらが開口絞りの調整機構です。
開口絞りは、開閉の度合いにより分解能・コントラストが変化します。
開口絞りを絞りすぎるとコントラストが良くなりますが、分解能が悪くなります。
開放しすぎると分解能が良くなりますが、コントラストが悪くなります。

接眼レンズを外した状態で鏡筒を覗き込むと、開口絞りの像が見えます。
図のように、開口絞りの像が対物瞳直径のおおよそ70~80%程度に見えるように開口絞りを調整します。
これが一般的に最適とされる開口絞りの設定です。

コンデンサ位置の確認(光軸調整の方法)

顕微鏡は、光源から観察者の目に続く光の道筋「光軸」をズレなく調整することで、最適な観察像を得ることができます。

1. サンプルをステージにセットします

生物系では染色した組織標本、工業系では平滑な板やミラーなどが良いです。

2. 視野絞りと開口絞りを全開にし、低倍率対物レンズ(10倍など)を光路に入れます。

3. 粗・微動ハンドルを回してピントを合わせます

4. コンデンサ上下ハンドルを用いてコンデンサを一番上まで上げます

5. 視野絞りを絞ります

視野絞り像がはっきりとした多角形になるよう、コンデンサ上下ハンドルを動かします。

6. コンデンサ心出しつまみ(2ヶ所)を回し、視野絞り像を動かします

視野絞り像が視野の中心に位置するよう移動させます。

7. 視野絞りを開き、像が視野に外接する大きさまで開きます

この際、視野絞りを開きすぎるとコントラストが悪くなるので注意が必要です。

視野が明るくならない・見えが良くならない、などご不明な点がございましたら下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。