顕微鏡で「困った!」そんなとき蛍光観察時に照明ムラがある
水銀ランプの心出し方法
水銀ランプの心出し方法を、BX53(ランプハウス組合せ)を例にご案内します。
- 水銀ランプハウスの電源装置のメインスイッチをONにし、照明光のちらつきがなくなり、明るさが安定してから心出しを行ってください。
- 必ず遮光板を使用してください。
1. ステージ上に心出しターゲットU-CSTを載せてください
光路に10倍の対物レンズを入れます。
2. 接眼レンズを覗き、視野の中心とU-CSTの十字線の中心を合わせます
U励起以外(BもしくはIB励起推奨)の蛍光キューブを光路に入れます。
3. レボルバーを回し、対物レンズを取り付けていない位置を光路に入れます
穴にキャップが取り付けてある場合は、外してください。
レボルバーに対物レンズが全て取り付いている場合は、10倍以外の対物レンズを外してください。
4. 視野絞り(FS)を絞った状態にします。(レバーを引き出す)
開口絞り(AS)を開放状態にします。(レバーを押し込む)
5. 接眼レンズを覗かず、遮光板を通して直接U-CSTに投影された像を見ます
コレクタレンズフォーカスつまみを回して、ランプ像をU-CSTに投影させます。
投影されない場合は、ランプ心出しつまみを回してください。
6. 上側のランプ心出しつまみを回して、ランプ像が最も明るくなるようにします
下側のランプ心出しつまみを回して、ランプ像が最も明るくなるようにします。
7. コレクタレンズフォーカスつまみを回し、光の一部だけが際立って明るい状態にします
8. 上下の心出しつまみを回し、U-CSTの十字線の中心が最も明るくなるように調整します
9. 手順7,8を繰り返し、調整の精度を上げます
10. 10倍の対物レンズを光路に入れ、接眼レンズを覗きながらコレクタレンズフォーカスつまみを回し、最も明るくなるようにします
調整してもムラが出る、照明が暗い、などご不明な点がございましたら下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。